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子供の病気 子育て

インフルエンザの家庭内感染予防よりも大切だと感じた過去の思い出

投稿日:2018年2月23日 更新日:



我が家の長男(中2)がインフルエンザB型に罹りました。

私が暮らす北海道のとある地域。今年は積雪量は少なめですが毎日とにかく冷え込んでいて、いつもならA型流行、少し落ち着いて春先にB型流行のパターンが一度に到来している印象です。
学級閉鎖、学年閉鎖が続いていた高校と中学校はかなり落ち着いてきましたが、小学校では学級閉鎖のクラスがまだあります。

冬休み明けは、風邪をひくことがあっても比較的元気に過ごしてくれていた4人の子供たち。

「お?今年はこのまま大丈夫そうかな?」

な~んて安心していたのも束の間、やっぱりもらってきてしまいましたね。

ここでは、今回のインフルエンザB型に関する覚書、そして「こんなこともあったなぁ...」と過去の子供たちから学んだことを書き綴っておきたいと思います。

あくまでも私個人の「主婦目線」での言葉が多くなります。
フルタイムで子育てとお仕事を両立させていらっしゃる方にとっては不快な表現もあるかもしれません。
その点をご了承のうえ、読み進めていただけると幸いです。

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翌日に熱が下がっても必ず受診を

今回の長男のケースは、昨日の夕方の帰宅後に喉の痛みと悪寒の症状があり、その時点での体温は38度4分。
それから夜にかけて、ぐんぐん熱が上がり、夜9時頃には39度2分、夜中もずっと39度台でした。

朝6時頃には39度。朝8時頃には38度4分。
そして、病院を受診した朝9時には37度4分まで熱は下がっていました。

今回に限らずですが、今までの経験上、夜に40度前後の高熱が出ても、翌朝には微熱または平熱に下がっていることがあります。
一時的に解熱して再び発熱することをインフルエンザの「二峰性発熱(にほうせいはつねつ)」といいますが、一時的に解熱している時期に安心して登校や登園をさせてしまうとインフルエンザの拡大に繋がってしまいます。

周囲でインフルエンザが流行している時期は、翌朝に熱が下がっていても念のため幼稚園や学校はお休みして病院で検査をしてもらうようにしています。
そしてかなりの高確率で陽性反応が出る場合が多いです。

インフルエンザB型の症状はそれぞれ

インフルエンザB型は「嘔吐や腹痛の胃腸症状が出ることが多い」と認識していましたが、今回の長男は喉の痛みと痰がからむ咳、発熱による全身の倦怠感はあるようですが、比較的症状は穏やかな印象です。

小児科の先生のお話によると、A型は比較的症状が激しいけれど薬の効果が出やすい。一方でB型は症状は強くない場合が多いけれど薬の効果が出にくく、咳や発熱などの症状が長引く場合があるとのこと。

抗ウイルス薬は、吸引薬のリレンザ(5日間使用)イナビル(初回1度のみ)と選ぶことができますが、ここ数年間はイナビルを処方してもらっています。
意識的に息を吐きだす→薬を深く吸い込むことのできる月齢であれば充分に効果が期待できると思います。
※処方薬に関してはかかりつけ医の意見を重視されてください。

今回はイナビルの他に、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)、咳や痰のお薬(アスベリン錠、カルボシステイン錠)も処方してもらいました。

我が家の家庭内感染対策

我が家で行っているインフルエンザの家庭内感染対策です。

  • 感染している本人と自分を含めて家族のマスク着用(できるだけ)
  • 室温を普段よりも少し暖かめに保つ
  • 時々窓を開けて換気する
  • 洗濯物を干す、お風呂を沸かして蓋を開けたままにして湿度をあげる(小さなお子様がいらっしゃるご家庭はNGです)

当たり前のような対策ですよね。
ちなみに、他の家族との接触を控えたり隔離は一切していません。

体調が悪いときに「嬉しいこと」ってなんだろう

これは「病気の子が喜ぶセット」です(笑)

内容は、絵本・お気に入りのおもちゃ・DS(ソフト付き)・ティッシュ・靴下・ゴミ箱・気分が悪くなったときにそなえて洗面器などなど。

最近は子供たちも大きくなって、こういった行動が少なくなってきましたが、末っ子が病気をすると兄弟たちの誰かかれかがこんな風にセッティングしてくれていたことを思い出しました。

熱でうなされている末っ子も小さくピースサインしてますね。

『安心できる場所で安心できる人に。めいっぱいの優しさをもらって元気になる。』

それって、体調の悪い子供にとって「とても嬉しいこと」なのかもしれないと。私が子供たちから学んだことのひとつです。

「原因がわかる」ということの幸せ

過去に肺炎、原因不明の感染症、腎炎と。子供たちそれぞれ比較的大きな病気の経験があります。

インフルエンザは決して軽視できる病気ではありませんが、「高熱や体調不良の原因がはっきりとわかる」ということはとても幸せなことだと私個人は感じます。

子供自身が実際に痛みを感じることで、同じ痛みや辛い気持ちを共有する心を育てることもできます。

次男がインフルエンザB型のときに「マスクしなさ~い?うつるよ~」の声かけをスルーして遊んでくれていた次女。

このときは長女が時間差で感染したのかな...?次女にはうつりませんでした。

比較的室温や湿度が安定している家庭内ではインフルエンザの家庭内感染率は意外と低いです。(過去最高で家族半数ほど)
かと思えば、全然予期せぬタイミングでポッともらってきたりしますよね。

私はいつでも家に居て、子供たちのケアができる状況にいますので、外でもらってくるくらいなら兄弟間でうつってしまってもそれはそれでいいのかなと。(持病をお持ちのお子様は例外です)

家庭内感染予防ももちろん大事なことですが、子供たちの心に残る期間限定の温かな思い出も大切にしていきたいと思っています。

さいごに余談

午前中にイナビルを使ってひと眠りしていた長男、目覚めたあとはかなり楽になったようで食事をとれるまでに快復してくれました。

4月からは中学3年生。
元々、母とのスキンシップを好むタイプではありません。
最近は手を繋ぐことも、マッサージを依頼することも絶対に無理。

まぁ。生理的な成長の証ではあるのですが。ちょっぴり寂しい。

なので。

「熱はどうかな~?」
「あれ?さっきより顔が赤くない?あれ?」

な~んてね。

何だかんだと理由をつけてはおでこや顔を無駄に触って喜んでいます(笑)

子供たちが成長していく過程で、母親の重要な役割は「子供の身体と心のケア」だと感じます。
その他もろもろは勝手に羽ばたいて遠くに行ってしまいますからね。

過去の思い出にほっこりしたり、子供たちの成長にちょっぴり寂しさを感じたり、久しぶりのスキンシップに「うふふ♪」となったり...
今回の長男のインフルエンザ感染は私にとって、過去を振り返るきっかけとなりました。

インフルエンザ、各地でまだまだ猛威をふるっています。
皆さまもどうぞお気をつけくださいね。

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